住宅政策、キャッチアップ

ニートなので図書館に行ったよ。

 

読んだのは雑誌『都市問題』。

公的賃貸住宅を特集していて、公務員向け感が強かったけど、戦後住宅政策史から最新の法改正の内容(住宅セーフティネット法、第7次地方分権一括法(?))まで解説がしっかりしていて、前職の経験を思い出すと同時にある程度キャッチアップできた感じ。

それと、住宅政策の国際比較も掲載されていて、そこも興味深かった。

 

収穫としては次の感じかな。

■家賃補助の2つの側面

住宅政策としての家賃補助は2つの側面があり、1つは生活扶助であり、もう1つは住宅消費水準の適正化。

前者はかなり福祉的側面が強い。後者は家賃を補助することで品質のより高い住宅に住むことを可能にする、ひいては賃貸住宅の質の底上げを図るというもの。

個人的な立場・バックグラウンドとしては、後者を目標にするのが良いんだろうかな。

 

■フランスの社会賃貸住宅政策

フランスでは社会賃貸住宅の配置にバランスをとる政策を行っている。つまり、社会住宅の多い地区からは減らす一方で、社会住宅の少ない地区では民間事業者の賃貸住宅開発に関して一定割合を社会住宅とするよう義務付けたり、誘導を行ったりしているらしい。

ここで興味深いのは、賃貸住宅市場を市場に任せると、入居者に偏りができてしまってコミュニティミックスが上手くいかない、所得層が分断されることで問題地区が生まれてしまう、との前提に立っていること。だから公共政策として市場への誘導や介入が必要なんだということらしい。なるほど。

 

■住まいへの価値観、意識

社会の変化やテクノロジーの発達によって人々の住まいに求める価値観はより多様化している。シェアハウスとか。

 

 

ちょっと書きかけでまとまってないのだけど眠いので寝る。