Inclusive Business

ニートなので今日出会った言葉 「インクルーシブビジネス Inclusive Business」について調べた。

日本語訳も見つけられるけど、あえて英語の定義を調べてみた。

G20のインクルーシブジネスフレームワークの最終レポートから。 

AttachmentG_G20_Inclusive_Business_Framework_Final.pdf

What is Inclusive Business?

Inclusive businesses provide goods, services, and livelihoods on a commercially viable basis, either at scale or scalable, to people living at the base of the economic pyramid (BOP)2 making them part of the value chain of companies ́ core business as suppliers, distributors, retailers,or customers.3 In addition to these commercially inclusive activities, businesses may also pursue broader socially inclusive goals. Inclusive business should promote sustainable development in all its dimensions economic, social and environmental.

 インクルーシブビジネスとは何か?

インクルーシブビジネスは、BOPの人々に商品、サービス、生計手段を商業的に成立可能な前提で提供し、また、彼らを企業の中心事業となるバリューチェーンに供給者、流通者、小売業者または消費者として組み込む。これらの商業的な包括的活動に加え、インクルーシブビジネス追求するものには、より広い社会的に包括的な目標を含みうる。インクルーシブビジネスは経済、社会及び環境という全ての観点において持続可能な開発を促すべきものである。(anito 訳)

 "either at scale or scalable"の意味がいまいち分からんかった…。ビジネス規模の拡大縮小が固定なものであっても調整可能なものもすべて、ってことかな。

 

では、UNDP駐日代表事務所のHPをみて答え合わせ。

インクルーシブビジネスとは?

「インクルーシブビジネス」という言葉をご存じでしょうか?これは、開発途上国貧困層の人々を消費者、生産者、被雇用者、起業家などとしてビジネスのバリューチェーンに取り込み(=インクルーシブ/包括的)、現地で雇用や商品・サービスを生み出すことによって、貧困層の人々の選択肢の拡大と企業の事業機会の拡大を同時に実現するビジネスをさします。

 

定義を定義として改めて掲載している資料はさらっと調べた感じあまりなくて、既にコモンワードとして使われている印象を受けた。

恥ずかしながらぼくは初めて聞いた言葉ではあるけれども、概念としては知ってたと思う。

途上国開発に関しては、資金力のある先進国が一方的に与えるだけではだめで、その国自体が独立して発展していくためには当然持続可能なビジネスが必要で、また、圧倒的大多数である所得の少ない人々(the Base Of economic Pyramid, BOP)も組み込むひつようがあるってことだね。

概念を知るだけでなく、名前を知ることで理解が深まるし、今後もうさんくさいぷれぜんとかで使えることになるので、やっぱり概念だけでも不十分なんだよね。

(余談だけど、ある社会的事象に関する概念を見つけること≒名前をつけることが社会学者の一つの役割なのだろうとも思う。)

 

というわけで、今日も一つ賢くなったかしらんー?