や り た い こ と リスト 2019
帰京
今日は帰省からUターン帰京。
鈍行で15時間弱の道のり。これだけ時間があっても1冊として本を読みきれないのだから、本当に自分は活字が苦手なんだと思う。
それとも今読んでいる本が合っていないのだろうか。
ちなみにその本とはジョージ・オーウェルの1984年。全体主義的な党が支配する近未来のディストピアを描いた古典的名著。
その世界観は未だに引用されることも多いので読んでおきたいと思っていたもの。世界観はある程度分かったし結末まで読む必要あるのだろうかという疑問が湧きつつも、半分くらいは読んだし残りも頑張ろうね。
さて、今日は友人から2019年やりたいことリストなるものを見せてもらった。願望はやはり書いてみることが大事なのだろうな。
昨日までの日記に目標その4までを記録したものの、せっかくだからぼくも100個リストアップしてみよう。2019年中の実現性はひとまず置いておいて、ね。
就職して生活リズムが変わるという懸念があるからこそ、仕事最優先にならないように今つくっとかないと、と思う。
藤田さんと田端さんの対談
ニートなのでAbemaTVで対談見たよ。
翌朝早かったし生放送はやめといて、今日録画で。ニートなのにねw
さらっと感想を書く。
大雑把な理解としては、各者の立場は以下の感じかな。
藤田さんは、富裕層への課税を強化せよ。経営者の高収入は労働者によって支えられているんだから、賃金をもっとあげよと。
田端さんは、、あまり彼自身の考えを述べたというよりは割と今の資本主義・民主主義を代表していてんじゃないかな。藤田さんの主張に対して的確に矛盾をついて反論していた。
竹山さんはホストのはずだけど白熱して、藤田さんに対して自助論を突きつけていたように思う。
今の自分は、なんとかなるかなーの楽観視がありつつも、やる気のなさであったりメンタルの弱さがあってニートしている訳だから、藤田さんのような誰でも救済してくれようとする人はありがたいと思うし、できれば自分もそういう人間になりたいと思う。もともと藤田さんをツイッターでフォローしてたからこの企画やら前段階の論争を知ったし。
でも対談に関しては、論理的な田端さんに対して終始同じ主張を繰り返すだけの藤田さんという形で若干残念ではあった。竹山さんの自助論に関しては本人の経験に基づいてもいるし、その通り過ぎてぐうの音も出ないんだけど、だからといって社会全体が現状で良いってことにはならないと思う。
そういえば、先日の超福祉展でのディスカッションで聞いた話を思い出す。
その時の話は、乙武さんの義足を開発するプロジェクトであった。AIとロボティクスの技術に支えられ、かつデザインにも優れた義足を開発し、彼が2足歩行できるようにしようというもの。もっと広い目標としてはAIによって個々人に応じたサポートができるシステムの開発である。
障害者は健常者よりも不自由を抱えている分、問題点に気付きやすい。わかりやすいところなら歩道と車道の段差が辛いとか、エレベーターが遠いとか。障害者、というより身体機能に不自由がある人は、社会的物理的要因と相まって何らかの行動に「障害」を感じるわけで、その要因を取り除くことで障害ではなくなる。乙武さん自身は手足がなくても、自力で頑張って障害を克服できる人だったけれども、そうでない人がきちんとそれを訴えることによって課題が顕在化し、解決する仕組みを整えたり、新たな技術が開発されたりして、社会はもっと良くなるのだという。
超福祉展のシンポジウムの映像はyoutubeにあるので貼っとく。
なので、日本(ゆくゆくは世界)に餓死する人、経済苦によって自殺する人、その他諸々苦しんでいる人が一人でもいる限り、その声には耳を傾けなくてはいけなくて、その声を届ける藤田さんのような役割は必要なんだと思う。(そういう意味では、もっと具体的な「声」たる問題点を指摘してほしかったようには思う。なぜもっと時給の高くなるような転職ができないか、とか。)
もちろん現実的に苦しんでいる人をゼロにできるかといわれると難しい面もあるだろうけど、それに向かって努力は続けなければならないし、それによって社会全体が良くなるんではないかな。
結論フワッとしててごめん。じゃあどうすりゃいいの、てのには踏み込まずに終わるよ。
「若者の住まいの貧困と住宅保証の実現をめざして」
ニートなので、勉強会に行ってきたよ!
Inclusive Business
ニートなので今日出会った言葉 「インクルーシブビジネス Inclusive Business」について調べた。
日本語訳も見つけられるけど、あえて英語の定義を調べてみた。
G20のインクルーシブジネスフレームワークの最終レポートから。
AttachmentG_G20_Inclusive_Business_Framework_Final.pdf
What is Inclusive Business?
Inclusive businesses provide goods, services, and livelihoods on a commercially viable basis, either at scale or scalable, to people living at the base of the economic pyramid (BOP)2 making them part of the value chain of companies ́ core business as suppliers, distributors, retailers,or customers.3 In addition to these commercially inclusive activities, businesses may also pursue broader socially inclusive goals. Inclusive business should promote sustainable development in all its dimensions – economic, social and environmental.
インクルーシブビジネスとは何か?
インクルーシブビジネスは、BOPの人々に商品、サービス、生計手段を商業的に成立可能な前提で提供し、また、彼らを企業の中心事業となるバリューチェーンに供給者、流通者、小売業者または消費者として組み込む。これらの商業的な包括的活動に加え、インクルーシブビジネス追求するものには、より広い社会的に包括的な目標を含みうる。インクルーシブビジネスは経済、社会及び環境という全ての観点において持続可能な開発を促すべきものである。(anito 訳)
"either at scale or scalable"の意味がいまいち分からんかった…。ビジネス規模の拡大縮小が固定なものであっても調整可能なものもすべて、ってことかな。
では、UNDP駐日代表事務所のHPをみて答え合わせ。
インクルーシブビジネスとは?
「インクルーシブビジネス」という言葉をご存じでしょうか?これは、開発途上国の貧困層の人々を消費者、生産者、被雇用者、起業家などとしてビジネスのバリューチェーンに取り込み(=インクルーシブ/包括的)、現地で雇用や商品・サービスを生み出すことによって、貧困層の人々の選択肢の拡大と企業の事業機会の拡大を同時に実現するビジネスをさします。
定義を定義として改めて掲載している資料はさらっと調べた感じあまりなくて、既にコモンワードとして使われている印象を受けた。
恥ずかしながらぼくは初めて聞いた言葉ではあるけれども、概念としては知ってたと思う。
途上国開発に関しては、資金力のある先進国が一方的に与えるだけではだめで、その国自体が独立して発展していくためには当然持続可能なビジネスが必要で、また、圧倒的大多数である所得の少ない人々(the Base Of economic Pyramid, BOP)も組み込むひつようがあるってことだね。
概念を知るだけでなく、名前を知ることで理解が深まるし、今後もうさんくさいぷれぜんとかで使えることになるので、やっぱり概念だけでも不十分なんだよね。
(余談だけど、ある社会的事象に関する概念を見つけること≒名前をつけることが社会学者の一つの役割なのだろうとも思う。)
というわけで、今日も一つ賢くなったかしらんー?