藤田さんと田端さんの対談

ニートなのでAbemaTVで対談見たよ。

翌朝早かったし生放送はやめといて、今日録画で。ニートなのにねw

 

abema.tv

 

さらっと感想を書く。

大雑把な理解としては、各者の立場は以下の感じかな。

藤田さんは、富裕層への課税を強化せよ。経営者の高収入は労働者によって支えられているんだから、賃金をもっとあげよと。

田端さんは、、あまり彼自身の考えを述べたというよりは割と今の資本主義・民主主義を代表していてんじゃないかな。藤田さんの主張に対して的確に矛盾をついて反論していた。

竹山さんはホストのはずだけど白熱して、藤田さんに対して自助論を突きつけていたように思う。

 

今の自分は、なんとかなるかなーの楽観視がありつつも、やる気のなさであったりメンタルの弱さがあってニートしている訳だから、藤田さんのような誰でも救済してくれようとする人はありがたいと思うし、できれば自分もそういう人間になりたいと思う。もともと藤田さんをツイッターでフォローしてたからこの企画やら前段階の論争を知ったし。

でも対談に関しては、論理的な田端さんに対して終始同じ主張を繰り返すだけの藤田さんという形で若干残念ではあった。竹山さんの自助論に関しては本人の経験に基づいてもいるし、その通り過ぎてぐうの音も出ないんだけど、だからといって社会全体が現状で良いってことにはならないと思う。

 

そういえば、先日の超福祉展でのディスカッションで聞いた話を思い出す。

その時の話は、乙武さんの義足を開発するプロジェクトであった。AIとロボティクスの技術に支えられ、かつデザインにも優れた義足を開発し、彼が2足歩行できるようにしようというもの。もっと広い目標としてはAIによって個々人に応じたサポートができるシステムの開発である。

障害者は健常者よりも不自由を抱えている分、問題点に気付きやすい。わかりやすいところなら歩道と車道の段差が辛いとか、エレベーターが遠いとか。障害者、というより身体機能に不自由がある人は、社会的物理的要因と相まって何らかの行動に「障害」を感じるわけで、その要因を取り除くことで障害ではなくなる。乙武さん自身は手足がなくても、自力で頑張って障害を克服できる人だったけれども、そうでない人がきちんとそれを訴えることによって課題が顕在化し、解決する仕組みを整えたり、新たな技術が開発されたりして、社会はもっと良くなるのだという。

 

超福祉展のシンポジウムの映像はyoutubeにあるので貼っとく。

youtu.be

 

なので、日本(ゆくゆくは世界)に餓死する人、経済苦によって自殺する人、その他諸々苦しんでいる人が一人でもいる限り、その声には耳を傾けなくてはいけなくて、その声を届ける藤田さんのような役割は必要なんだと思う。(そういう意味では、もっと具体的な「声」たる問題点を指摘してほしかったようには思う。なぜもっと時給の高くなるような転職ができないか、とか。)

もちろん現実的に苦しんでいる人をゼロにできるかといわれると難しい面もあるだろうけど、それに向かって努力は続けなければならないし、それによって社会全体が良くなるんではないかな。

 

結論フワッとしててごめん。じゃあどうすりゃいいの、てのには踏み込まずに終わるよ。